既婚者同士が会えない時間に見つめ直すこと──互いの幸せを求めて

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会いたいのに、会えない。連絡も減り、不安だけが心に積もっていく。既婚者同士の関係は、いつだって「次に会えるかどうか」が不確かで、そのたびに心は揺れてしまいます。

「もう終わったのかもしれない」「私は何だったんだろう」そんな思いに囚われながらも、それでも心はまだ離れられない。

この記事では、「会えない時間」に生まれる苦しみをどう受け止め、その関係をどう整理していくかについて、現実的な視点からやさしく紐解いていきます。

目次

第1章 既婚者同士の恋は、“会えない時間”に心が揺れる

久しぶりのデートに向けてリップを塗る既婚女性の横顔。

① 会えない=冷めた?

既婚者同士の恋愛では、お互いの予定や家庭の事情で思うように会えないことが珍しくありません。そんなとき、「彼の気持ちが冷めてしまったのでは?」と不安になるのは自然なことです。

しかし、会えない理由は気持ちの問題だけでなく、状況によることも多いでしょう。実際、会えないからといって必ずしも愛情が薄れたとは限らないのです。

たとえば、私の知人のYさんは夫と二人の子どもを持つ働く女性ですが、同じ職場の既婚男性との関係に悩んだ経験があります。

あるとき彼と何週間も会えない時期がありました。Yさんは「もしかして私への想いが冷めたのかも…」と落ち込みましたが、後になって知ったのは、彼がただ職場で大きなプロジェクトに追われていただけだったということです。

このように、お互い既婚となると仕事や家族の優先事項が多く、どんなに会いたくても会えない状況は起こりえます。特に両方に家庭がある身では、家族に疑われないようにあえて会うのを控えるケースもあります。

会えない=気持ちが冷めたと即断するのは早計かもしれません。まずは落ち着いて、「会えない」背景に何があるのか考えてみることで、不安が和らぐこともあるでしょう。

② 返事が遅い、既読がつかない……不安の正体

会えない日々が続くと、LINEやメールの返事のペースにも敏感になりますよね。メッセージを送っても既読がつかなかったり、返信が遅かったりすると、胸がざわざわしてしまいます。その不安の正体は何なのでしょうか。

まず、返事が遅いときに感じる不安の大半は「私のことを考えてくれていないのでは」という孤独感や、先の見えない関係への焦りから来ています。

相手からの連絡が唯一のつながりだと、ちょっとした返信の遅れが「もう自分は大事にされていないのでは?」という疑念に直結してしまうのです。

Yさんも、彼からの返信が数日ないだけで「避けられているのかも」と眠れない夜を過ごしたことがありました。スマホの画面を何度も確認し、そのたびに落胆してしまう…。そんな経験を重ねるうちに、不安はますます大きくなっていきます。

しかし実際には、返信の遅れ=気持ちの薄れとは限りません。彼が家庭でスマホを触れない状況にあるのかもしれませんし、仕事で心の余裕がないだけかもしれません。

それでも不安になってしまうのは、「確かめようがない」状況に置かれている辛さからです。

両方が既婚の関係では、会えない不安を「今どうしてるの?」と気軽に確認することも難しく、あなた一人が心の中で答えのない問いに向き合うことになります。その孤独が、不安を必要以上に増幅させてしまうのでしょう。

返信がない間、私たちの頭の中では様々なシナリオが浮かびます。「忙しいだけだよね…?」と自分に言い聞かせたかと思えば、次の瞬間には「それとももう私のことはどうでもいいの…?」と最悪の想像に襲われます。

心当たりはありませんか? このジェットコースターのような感情の揺れこそが、不安の正体です。原因が見えないからこそ悪い方向に考えてしまう——それは決してあなたが弱いわけではなく、それだけ彼の存在が大きいという証でもあります。

③「どうでもいいなら、こんなに苦しまない」は本当か

「もし本当にどうでもいい相手なら、こんなに苦しまないはず」そう自分に言い聞かせたくなるときがあります。

苦しいほど好きになれた相手に出会えたのは幸せなこと…そう思おうとして、なんとか今の痛みを正当化したくなるのです。

確かに、これほど心を乱されてしまうのは、その相手があなたにとって特別で大切な存在だからでしょう。

ただ、その考えに縋ることで余計に苦しくなってはいないでしょうか。

「こんなに辛いのは愛している証拠。だからこの恋を手放すわけにはいかない…」もしそう感じ始めているなら、少し立ち止まってみてください。

大切なのは、その苦しみがあなたに何を教えてくれているかです。愛しているから苦しい——それ自体は事実かもしれません。けれど同時に、その苦しさが今の関係のあり方に無理が生じているサインだとしたら…?

Yさんも「彼のことをこんなに想っている自分がいる限り、関係を終わらせるなんてできない」と感じていました。彼を失う想像をするだけで胸が張り裂けそうで、「これほど好きになれた人は他にいない」と思い詰めていたのです。

でも、だからといってこの先もずっと同じ苦しみを抱え続けていいのか——そこに目を向け始めたとき、彼女の心に少し変化が生まれました。

「苦しむほど相手を想える自分」は誇っていい。でも、その相手との関係で自分が壊れてしまったら元も子もない

そう気づいたとき、Yさんは初めて「このままでいいのか」と自分に問いかけることができたのです。


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第2章 “会えない”ことで見えてくる、自分の本音

カフェで恋人からのドタキャンの電話を受ける既婚女性。

① 連絡がないとき、私たちは何を想っているのか

連絡が途絶えている間、あなたの心はどこをさまよっているでしょうか。

日常の何気ない瞬間にもふと彼を思い出し、「今ごろ何をしているんだろう」「私のこと考えてくれているかな」と頭から離れなくなる…。家事や仕事の手を動かしながらも、心ここにあらずという状態になってはいませんか。

会えない時間が続くと、人はどうしてもまだ見ぬ“答え”を探そうとします。彼のSNSをチェックしてみたり、過去のメッセージを読み返してみたり。あるいは共通の知人がいれば、遠回しに近況を探ろうとしてしまうかもしれません。

Yさんも、彼から連絡がない期間中は「ひょっとして家庭サービスで遠出しているのかも」などと考え、落ち込んでは涙ぐむ日もあったそうです。

さらに悪い想像が膨らむと、「このまま自然消滅になったらどうしよう」と不安で胸がいっぱいになってしまうことも…。連絡が取れないとき、人はこれほどまでに色々な想念に囚われてしまうのです。

既婚者同士の関係では、こうした悩みを誰かに打ち明けることもなかなかできません。「友達に相談できたらどんなに楽だろう…」と思っても、既婚者同士の恋は秘密ゆえに孤独です。

あなたが今抱えているそのモヤモヤも、心の中で行き場を失い、グルグルと巡っているだけかもしれません。

だからこそ、まず知っておいてほしいのは「連絡がないときに不安になるのは、ごく当たり前」だということです。

では、その上で私たちは何を想い、どう対処すればいいのでしょうか。

連絡がない間、あなたが考えていることの多くは「彼の気持ち」や「今の状況」の推測だったりします。しかし本当は、その奥にあなた自身の望みや不満が隠れているはずです。

次の節では、その部分に目を向けてみましょう。

② 不安に呑まれる前に、「自分が望んでいること」を言葉にする

連絡がない状況で不安に呑み込まれそうになったら、一度立ち止まって、自分が本当は何を望んでいるのか言葉にしてみましょう。

漠然と「不安だ、苦しい」と感じているだけでは、心はどんどん暗い方へ引っ張られてしまいます。そうではなく、自分は本当はどうしたいのかを具体的に考えてみるのです。

例えば、「本当は週に一度は会いたい」「せめて声が聞きたいから電話がほしい」「彼の気持ちを確かめたい」といった具合に、あなたの望みを紙に書き出してみてください。

頭の中でモヤモヤしていたものが、文字にすることでハッキリと輪郭を帯びます。

Yさんも、連絡が途絶えて苦しいとき、自分の気持ちをノートに書き出して整理してみました。最初は「彼に寂しいと伝えたい。でも重い女だと思われたくない…」といった葛藤ばかりが出てきましたが、書き進めるうちに「私は本当は、彼にもっと時間を作ってほしいと思っている」など、自分の本音が見えてきたのです。

あなたが望んでいることに気づけたら、それを実現する方法があるか考えてみましょう。もし「週に一度は会いたい」なら、その希望を自分から提案する準備をするかもしれません。

大事なのは、不安に流されっぱなしになるのではなく、自分の望みを自覚し、それに向けて動ける自分を取り戻すことです。

望みを言葉にするのは怖いかもしれません。けれど、心の中で繰り返し浮かぶ願いにフタをし続けると、苦しみはますます膨らんでしまいます。

小さなことからで構いません。まずは「自分は何に悲しんでいるのか」「本当はどうしたいのか」を、自分自身に問いかけてみてくださいね。

③ 相手の気持ちの詮索より先に、“自分の気持ち”を見つめ直す

会えない不安から逃れようとして、つい相手の気持ちを探ろうとしてしまう——それはごく自然な心の動きです。

「彼は今どう思っているんだろう」「私のことまだ好きかな?」と、相手の心の中を知りたくて仕方なくなる気持ち、痛いほどわかります。

しかし、相手の気持ちはいくら想像しても本人にしか分かりませんし、詮索すればするほど答えの出ない迷路に迷い込んでしまいます。

それよりも大切なのは、あなた自身の気持ちを見つめ直すことです。

連絡がない間、あなたはどんな感情を味わっているでしょうか? 寂しさ、悲しさ、怒り、虚しさ…いろいろな感情が渦巻いているかもしれません。

それらを一つひとつ見つめて、「私は本当は何が辛いのか」を掘り下げてみてください。

もしかすると、「彼の気持ちが分からないこと」が辛いのではなく、「自分が不安に感じていることすら伝えられない関係」であることが悲しいのかもしれません。

あるいは、「この先どうなるか分からない不安定さ」に心が疲れているのかもしれません。

Yさんも当初は彼の本心ばかりを知りたがっていましたが、あるとき友人に「今の自分自身の気持ちはどうなの?」と問われハッとしたそうです。

改めて自分の心に向き合ってみると、彼女の中には「寂しいと正直に言えないつらさ」や「この関係に罪悪感を覚える自分」がいることに気づきました。

彼の気持ちをいくら考えても答えは出ません。でも、自分の気持ちならば向き合うことができます。

相手がどう思っているかよりも、まず自分がどう感じているのか。そこに目を向けることで、本当にこの関係を続けたいのか、続けるなら何が必要なのかが見えてくるはずです。

自分の気持ちを見つめ直すことは怖いかもしれません。なぜなら、自分が本当に望んでいることに気づいてしまったら、今の関係に変化を求めざるを得なくなるかもしれないからです。

でも、見て見ぬふりをしている限り、モヤモヤは消えません。まずは勇気を出して、あなた自身の心の声を聞いてあげてください。それが、次の一歩を考える土台になっていくのです。

第3章 彼を信じたい。でも、信じるだけでは苦しくなるとき

ベッドで膝を抱えて落ち込む既婚女性。

① 期待と現実のギャップが、心を擦り減らしていく

「彼を信じて待っていれば、きっとまた前のように会えるはず」——そう自分に言い聞かせて頑張っていても、現実が伴わないと心は次第に疲弊してしまいます。

期待していた連絡が来なかった、約束していた日は会えなくなってしまった…。そんな期待と現実のギャップを何度も経験すると、小さな失望が積もり積もって大きな悲しみになっていきます。

Yさんも、彼から「来週こそ会おう」と言われて心待ちにしていたのに、直前になって「ごめん、仕事で無理に…」とキャンセルされたことが度々ありました。

最初のうちは「仕方ないよね、お互い家庭も仕事もあるんだし」と自分に言い聞かせていた彼女ですが、回数を重ねるごとに心のどこかが少しずつ擦り減っていくのを感じたと言います。

楽しみにしていた分だけ反動も大きく、「またダメだった」という現実に打ちのめされる。その繰り返しで、いつしか笑顔が減り、何をしていても心から楽しいと思えなくなってしまったのです。

既婚者同士の関係では、お互いの都合や家庭の事情で思い通りにならないことが多々あります。分かってはいても、人は希望を抱かずにはいられないものです。

「今度こそ」「きっと待っていれば…」という思いがあるからこそ、この関係を続けてこられたのかもしれません。

でも、その希望が繰り返し打ち砕かれるとしたら…あなたの心は大丈夫でしょうか。無理に平気なふりをしていませんか?

少し自分の胸に問いかけてみてください。もし自分でも気づかないうちに心が擦り減っているなら、そのサインを見逃さないであげてほしいのです。

②「信じる」ことは、我慢することじゃない

彼のことを信じたい——それは素敵な想いです。愛する人を信頼する気持ちは、関係にとって大切な支えになります。

でも、「信じること」と「自分がひたすら我慢すること」は決して同じではありません。ここを履き違えてしまうと、信じようとするほど自分が苦しくなってしまいます。

「彼を信じて待つしかないから…」そう言って笑うYさんの表情が、私にはどこか寂しげに見えたことがありました。彼女は「信じているから大丈夫」と口にしながら、本当は会えない寂しさや不安をずっと抱え込んでいたのです。

彼に不満を言ったら嫌われるかもしれない、重い女だと思われたくない——そんな思いから、自分の気持ちを押し殺して「信じる」という言葉で包み隠そうとしていたのかもしれません。

本当に信頼関係があるならば、お互いの気持ちを伝え合えるはずです。信じることは、自分の本音を我慢して隠すことではありません。

たしかに、既婚者同士の関係では言いたいことを全部言える状況ではないかもしれません。でも、あなたばかりが一方的に耐える状態が続けば、心は悲鳴を上げてしまいます。

つらいときに「つらいな」と感じるのは当たり前ですし、それを相手に伝えたからといって、あなたの彼への想いが軽いものになるわけではありません。

「信じて待つ」という響きは美しいですが、その陰であなたが涙をこらえているのだとしたら、それは健全な状態ではありません。

信じる気持ちは大事にしつつも、我慢ばかりが積み重なっていないか、ときどき自分に問いかけてみてください。

そしてもし、「ただ耐えるだけになっているな…」と感じたら、どうか自分の心にもう少し目を向けてあげてくださいね。

③ 決めるのは、彼ではなく、あなた自身の心

「彼を信じて待っていれば、いつか状況が変わるかも…」そうやって月日が経つ間に、本当に大切なものを見失っていないでしょうか。

恋の行方を決めるのは、彼の行動や状況だけではありません。最終的に決めるのは、あなた自身の心なのです。

Yさんは当初、「彼が奥さんと別れると言ってくれたら…」と彼の決断に自分の未来を委ねているところがありました。彼からの言葉ひとつで天国にも地獄にもなる——そんなふうに、自分の幸せの舵取りを彼に預けてしまっていたのです。

でも、会えない日々が続く中で彼女は気づきました。「このまま待っているだけでは、私の人生は彼次第になってしまう。自分が本当はどうしたいのか、私自身が決めなくちゃいけない」と。

あなたも今、心のどこかで迷っているかもしれません。「このまま信じていていいのかな」「それとも区切りをつけるべきかな」と。

答えを出すのはとても勇気がいりますし、怖いですよね。ですが、あなたの人生はあなたのもの。たとえ彼を愛していても、あなた自身の幸せを選ぶ権利は常にあなたの側にあります。

彼がどうしたいかよりも、あなたはどうしたいのか。もし彼との未来が描けないのなら、関係を見直す勇気も必要でしょう。

逆に、彼との関係を続けたいと心の底で望むなら、どんな形であれ自分が納得できる道を模索してみる価値があります。

大事なのは、「彼が決めたからこうする」のではなく、あなた自身が納得できる選択をすることです。どんな結果になったとしても、自分で選んだ道ならば、きっと後悔の少ない歩みになるはずです。


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第4章 それでも“離れられない”と感じるのはなぜか

静かな部屋でノートに心の内を書き綴る既婚女性。

① 想いが強いほど、手放す苦しさも増す

頭では分かっているのに、心が離れてくれない——そんな苦しい状況に陥るのは、それだけあなたの想いが強いからこそです。

長く一緒に過ごした思い出、深く分かり合えたと感じた瞬間、魂が触れ合ったような絆…。それらが多くあるほどに、手放すことは想像以上に辛く、痛みを伴います。

Yさんは彼との関係を見直そうと決意しかけても、いざ彼の顔を思い浮かべると涙が溢れて止まらなかったと言います。

「もう終わりにしよう」と何度心でつぶやいても、楽しかった日の記憶や笑い合った瞬間が次々によみがえり、「やっぱり無理、離れられない…」と気持ちが揺らいでしまうのです。

それほどまでに大切な存在に出会えたこと自体は、ある意味幸せなことなのかもしれません。けれど、想いが強いほど別れの苦しさも比例して大きくなる——これは避けられない現実でしょう。

人は誰しも、大好きなものを失う痛みから逃れたいものです。だから、「離れなきゃ」と思うほど心がそれに反発してしまう。

無理に忘れようとするほど忘れられないのは、あなたがそれだけ真剣に愛した証です。自分の心が言うことを聞かないように思えても、それはあなたが弱いからではありません。愛した分だけ苦しい——それだけのことなのです。

まずは、その事実に抗おうとせず認めてあげてください。無理に「忘れなきゃ」「もう平気」と自分に言い聞かせなくても大丈夫です。そんなふうに自分を責めないで、涙が出るときは思い切り泣いてしまっていいんです。

② 「忘れられない」ではなく「終わらせられない」だけかもしれない

あなたが彼のことを「忘れられない」と感じているとしても、その彼は本当に心の底から忘れられない相手なのでしょうか。

もしかしたら、「自分の意思でこの関係を終わらせることができない」だけではありませんか。ここはとても繊細な部分ですが、自分の気持ちをそっと探ってみてほしいのです。

忘れられないという言葉には、どこか自分の力ではどうにもできない響きがあります。「これほど想っているのに忘れるなんて無理」というように。

でも実際には、今まさに関係が続いているからこそ忘れられないのかもしれません。もし物理的にも心理的にも完全に距離を置くことができたなら、時間と共に少しずつ記憶は薄れていく可能性だってあるのです。

Yさんも最初は「彼は特別な人だから、一生忘れられない」と思い込んでいました。でも、その裏には「自分から関係を断ち切るなんて、とてもできない」という気持ちが隠れていたように思います。

自分で終わらせてしまったら、本当にすべてが終わってしまう。それが怖くて、「忘れられない」という言葉に逃げていた部分があったのです。

もちろん、簡単に忘れられるような相手ではないでしょう。でも、忘れられないからといって永遠にこの苦しみを抱えていく必要はありません。

もしかしたらあなたは「忘れる」必要はなく、ただ「終わらせる」勇気が持てないだけかもしれないのです。

この違いはとても大きな意味を持ちます。忘れなくていい、無理に消し去ることはない——ただ、自分の意思で終わりにすることはできるかもしれない。そう思えたとき、心に少し光が差し込むことがあります。

③ “情”と“愛”を見分けるのは、とても難しいこと 

長く深い関係であればあるほど、二人の間には様々な感情が絡み合っています。純粋に相手を想う愛情だけでなく、情(じょう)——すなわち親しみや執着のような感情——も入り混じっているものです。

これらをきっぱりと線引きするのは、とても難しいですよね。

「まだ彼のことを愛しているのか、それとも情で離れられないだけなのか分からない」。Yさんもそんなふうに感じて戸惑っていました。

彼に対する憐れみや「自分がいなくなったら彼はどうなるのだろう」という思い、あるいは単純に長い付き合いの中で生まれた親しみや習慣のようなもの——それらがすべて「彼を想う気持ち」という大きな塊になっていて、自分でも区別がつかなくなっていたのです。

これは決して悪いことではありませんし、誰にでも起こりうる心の状態です。むしろ、人を深く愛した証拠とも言えます。

ただ、もし自分の中で「本当の愛情なのか、それとも執着なのか」と迷う気持ちが芽生えたら、その疑問自体を大切にしてください。簡単に答えを出す必要はありません。大事なのは、自分の心にそういう問いが生まれていることに気づくことです。

愛があるから離れられないのか、情があるから断ち切れないのか——おそらく両方が混ざり合っているのでしょう。長く寄り添った関係には、愛も情もあって当然です。

それを無理に区別しようとすると、余計に混乱してしまうかもしれません。

ですから、「見分けられなくて当然」と肩の力を抜いてください。その上で、少しずつ自分の気持ちを書き出したり整理したりしながら、「私にとって彼への想いの本質は何だろう?」とゆっくり考えてみればいいのです。

焦らずに、本当の気持ちは何か、時間をかけて見つめていきましょう。

第5章 関係を整理するとき、自分を傷つけないために

電話で恋人に「しばらく距離を置きましょう」と伝える既婚女性。

① 無理に終わらせなくてもいい。ただ、“立ち止まる”ことはできる

ここまで読み進めて、「関係を見直した方がいいのだろうか…」と感じ始めた方もいるかもしれません。でも、そう思ったからといって明日いきなり関係を終わらせる必要はありません。

無理に終わらせなくてもいいのです。大切なのは、まず一度立ち止まってみることです。

惰性や不安からずるずる関係を続けてしまうより、いったん立ち止まって自分の心と向き合う時間を作ることは、とても大事なプロセスです。

Yさんも、苦しい気持ちがピークに達したとき、彼との連絡をしばらく自分から絶ってみることにしました。彼に別れを告げたわけではなく、「少し自分の気持ちを整理したい」と伝えて一人の時間を持ったのです。

最初は不安でいっぱいでしたが、会わない・連絡しない時間を意識的に作ることで、自分がどれだけ彼に依存していたかに気づけたと言います。

立ち止まることは決して逃げではありません。むしろ、自分を守るための大切な勇気ある行動です。

恋に熱中しているとき、人は視野が狭くなりがちです。一歩引いてみることで初めて見える景色もあります。

関係を無理に終わらせる必要はないけれど、「このままではいけないかも」と感じたなら、小休止してみましょう。それは、これから先の自分にとってきっと意味のある時間になるはずです。

② 気持ちを書き出すことは、手放す準備になる

立ち止まって自分と向き合う時間には、ぜひ自分の気持ちを書き出してみることをおすすめします。

頭の中で考えていることを言葉にする作業は、混乱した心を整理する助けになります。

特に、悲しみや未練、怒りや後悔といった感情は、文字にすることで客観的に見えてくることがあります。

ノートでもパソコンでも構いません。誰に見せるわけでもないので、思ったまま正直に書いてみてください。

「本当は寂しかった」「もっと一緒にいたいと何度も思った」「約束を破られたとき本当は怒っていた」——心の中の本音をすべて吐き出してみるのです。

Yさんもノートに自分宛ての手紙を書くようにして、彼への想いを綴りました。最初は涙で文字が滲むほど辛い作業でしたが、書き終えた後には少しだけ心が軽くなり、自分が何に一番傷ついていたのかが見えてきたと言います。

ノートに書き出したところで、それらの負の感情は、すぐに消えるものではありません。でも、それは手放すための準備になります。

自分が感じていることをきちんと認識することで、「私はこれだけの思いを抱えていたんだな」と自分を労わることができますよね。

感情を無理に押し殺して忘れようとする必要はありません。まずは紙の上に全部出してあげる。それだけでも、心の整理は一歩進むのです。

③ 関係を手放すのではなく、“執着”をそっと手離していく

いよいよ関係を終わらせる決断をするとなったとき、怖くない人はいないでしょう。

でも、覚えておいてほしいのは、手放すのは「関係そのもの」ではなく、「執着」なのだということです。

あなたが苦しんでいるのは、彼への想いそのものよりも、「こうでなければ幸せになれない」という執着心かもしれません。

彼でなければダメだ、この恋が実らなければ自分は幸せになれない——そう強く思うあまり、自分自身を追い詰めていませんか?

もしそうなら、その思いを少しずつ緩めていくことが大切です。

関係を終わりにすると聞くと、すべてを否定し忘れ去るようなイメージがあるかもしれません。でもそうではなく、辛さを生んでいる「執着」を手離すのだと考えてみてください。

Yさんは最終的に彼との関係に区切りをつけましたが、彼への感謝や大切に思う気持ちまで消し去ったわけではありません。

むしろ、「彼と過ごした時間は自分にとって宝物だった」と肯定しながらも、「もうこの苦しみには自分から終止符を打とう」と決めたのです。

それは、彼への愛情を否定することではなく、自分の人生を前に進めるための選択でした。

あなたが今手離そうとしているのは、幸せを感じられなくなってしまった現状への執着です。辛かった日々や報われない想いに、そっと「さようなら」をすることです。

決して、あなたの愛そのものを否定するわけではありません。

執着を手放した先に、本当の安らぎが待っているかもしれない——そう思って、一歩踏み出してみませんか。

第6章 心が離れないあなたへ──関係の中で守るべきものとは

子どもたちの笑顔を見つめながら家族と食卓を囲む既婚女性。

① 一番守るべきは、「あなたの本当の気持ち」

既婚者同士の恋という特別な状況の中で、つい自分の本心を後回しにしてしまう人は少なくありません。相手や周囲に気を遣うあまり、「私は平気」「このくらい我慢できる」と自分に言い聞かせてはいないでしょうか。

しかし、どんな状況であれ、一番守るべきはあなた自身の本当の気持ちです。

あなたが感じている寂しさ、不安、そして愛情や希望——それらはすべて、あなたにとって大切な感情です。

たとえそれが叶わない望みであっても、なかったことにはできませんよね。自分の気持ちに蓋をして関係だけを優先してしまうと、いつか心が悲鳴を上げてしまいます。

Yさんは彼との関係を続ける中で、「私は平気。彼が幸せならそれでいい」と自分に言い聞かせていた時期がありました。

でも本当は、心の奥で「私だって大事にされたい」「もっと一緒にいたい」という気持ちが泣いていたのです。自分の本心を無視し続けた結果、彼女は心身ともに疲れ果ててしまいました。

大切なのは、自分の心の声を押し殺さないこと。あなた自身が何を望み、何に傷ついているのかを尊重してあげることが、あなたの幸せへの第一歩です。

周りの状況や彼の事情ばかりを優先して、あなたの気持ちを置き去りにしないでください。

たとえ難しい恋であっても、あなたの感じていることは現実ですし、尊重されるべきものです。まずは自分が自分の味方になって、「そうだよね、本当は寂しかったよね」と寄り添ってあげましょう。

それができて初めて、次に何をするべきかが見えてくるものです。

② 会えなくても、想いが届く──とは限らない

「こんなに想っているのだから、きっと彼にも伝わっているはず」——そう信じたい気持ちは分かります。でも残念ながら、会えない状況でどんなに強く想っていても、その想いが相手に届くとは限りません

むしろ、お互い忙しさや日常に追われていれば、あなたが思っているほど相手は深刻に考えていない場合だってあります。

Yさんも、連絡を絶った間も「私はこんなに彼を想っているのに…」と泣きながら過ごした日がありました。しかし久しぶりに会った彼は意外にも元気そうで、「仕事が大変でバタバタしてたよ、ごめんね」と軽く言っただけだったのです。

彼女にとっては苦悩の日々でも、彼にとっては慌ただしく過ぎた日常に過ぎなかった——その現実に直面したとき、Yさんは言いようのない虚しさを感じたと言います。

これは決して彼が冷たいとか悪いという話ではなく、感じ方の違いなのです。あなたがどれほど彼を想っていても、それを伝える術がなければ相手は知るよしもありませんし、相手の状況によっては深く考える余裕がないこともあります。

「想っていれば通じるはず」というのは、時に私たちの願望に過ぎないのかもしれません。

だからこそ、もし本当に伝えたい想いがあるなら、やはり何らかの形で伝える努力も必要です。それが難しい関係だから悩ましいのですが…

少なくとも、「私がこんなに好きなんだからいつか分かってくれるはず」と自分をすり減らしながら待ち続けるのでは、あまりにも切ないです。

届くか分からない想いを胸に溜め込んで苦しむより、紙に書いて渡すでも、短い言葉で伝えるでも、できる範囲であなたの気持ちを表現してみてはどうでしょうか。

それでも状況が変わらないときは…そのとき初めて、次の選択肢を考えてみればいいのです。

③ “幸せになれる関係”を、もう一度見つけるために

あなたにとっての「幸せになれる関係」とはどんなものでしょうか。一度、心に問いかけてみてください。

誰にも遠慮せず一緒にいられる関係、日々の暮らしの中で笑顔でいられる関係、将来に希望が持てる関係…。きっと頭に浮かぶイメージがあるのではないでしょうか。

既婚者同士の恋は、お互いに制約があるぶん、燃えるような情熱もあれば、それ相応の苦しさもあります。禁じられた関係だからこその刺激や高揚感もあったでしょう。

でも、あなたが本当に求めているのは何なのか——それを考えたとき、「やっぱり心から安心できる幸せが欲しい」と思うなら、もう一度“幸せになれる関係”を探す旅に出るときが来ているのかもしれません。

それは決して、今の相手を否定することではありません。お互いが既婚者という状況では、どんなに相手を想っていても超えられない壁があります。

もしあなたが今の関係の中でずっと満たされない想いを抱えているなら、それはあなたが悪いのでも彼が悪いのでもなく、ただこの関係ではお互いの幸せを完璧には満たせないという現実のせいなのかもしれません。

Yさんは関係を終えた後、「自分が本当に求めていたのは、誰かの一番になれる安心感だった」と気づいたそうです。

今はまだ傷も癒えず簡単には前を向けないかもしれませんが、あなたにもきっと、心から笑顔になれる未来が待っています。

もしかしたらそれは、今のご主人やお子さんとの関係を見つめ直すことで得られる幸せかもしれませんし、新たなご縁かもしれません。

形は分かりませんが、あなたが自分の幸せをあきらめない限り、人生はいつでもやり直せます

苦しい恋を乗り越えた先に、人は大きく成長し、本当の意味で自分を大切にすることを学びます。今の経験も、きっとあなたの糧になっていくでしょう。

どうか自分を責めすぎず、「私は幸せになっていいんだ」と心に言い聞かせてあげてください。

そしてゆっくりでいいので、あなた自身と互いに幸せになれる関係を、もう一度見つけに行きましょう。あなたの未来には、きっと今より明るい景色が待っています。


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